仕事で役立つ資格「秘書検定」とは

・持っていて損はない、メリットたくさん「秘書検定」とは

秘書検定は、その名の通り秘書として必要なビジネスマナーや一般常識の知識、技能を問う資格です。検定級に応じて、どこまで知識を深め各種技能を有しているかの証明になります。

具体的には電話応対や接遇マナー、ビジネス文書の作成方法、冠婚葬祭マナーです。

 

◆あれ?別に秘書じゃなくても必要な知識ばかりだ!

そうなんです!秘書でなくとも、人に良い印象を与え、自信をもって振る舞うことができ、各種ビジネスマナーや一般常識、正しい敬語を身につけておくのは老若男女問わず有用なんです!こうしたメリットから秘書を目指す人だけでなくビジネスマナーを学びなおしたい社会人や就職活動を控えている学生に人気な資格です。

 

◆秘書検定は持っていても意味がない?

人によっては秘書検定を持っていても意味はないし就職転職の活動に有利に働かないという人もいます。それは本当でしょうか?

確かに、秘書検定を持っているから必ず秘書になれるわけではありませんし、日常で身につけるべきビジネスルールという意見も一理あります。ですが、上記で述べたようなメリットに加え、なにより「自信がつく」というのは大きいのではないでしょうか。

また、秘書検定を『女性軽視』とする見方もありますが、そもそも秘書業務は女性のみならず男性でも出来る業務です。最初から秘書=女性という見方をしているかどうかで印象は変わってくるかと思います。



 

まとめ!秘書検定のメリット

1.社会人として必要な敬語マナーを身につけられる

秘書検定では敬語(謙譲語、丁寧語、尊敬語)の使い分けを学ぶため、正しい敬語が身に付きます。自分より上の立場の人へ適切な言葉遣いで話ができるのは当然大切なことです。

働きながら学び身についていくこともありますが、とはいえいつ上役と話をする機会や重要顧客への電話応対をするのかは分かりません。ある日突然、その時はやってくるのです。顔が見えない電話応対では特に、誤った言葉遣いや、それによる悪い印象を与えることが無いように身につけておけると安心ですね。

2.相手に好印象を与えられる

秘書検定で学ぶことの中には、上司の仕事サポートや同僚、取引先との関わり方、組織の一員としての働き方についても学びます。そのため、いざ業務を始めたときにも相手への適切なフォローやサポート、気遣うべき物事を知っているため相手に好印象を与え円滑な人間関係を築きやすくなります。

3.ビジネススキルが身につけられる

友人との会話やSNSに投稿する時とは違う正しい電話応対やビジネス文書作成など、案外知らない人が多いのではないのでしょうか。秘書検定ではこうしたビジネススキルも学ぶことができるので仕事にすぐ役立てることができます。

4.冠婚葬祭マナーを身につけられる

結婚式、出産のお祝い、お葬式やお通夜など学生時代にはあまり経験することなかったり、また幼いうちはマナー違反となる振る舞いも大目に見てもらえてたことも、社会人になってからは経験や機会の回数を問わず「出来て当たり前」のことになります。秘書検定ではこうした冠婚葬祭時の一般的な振る舞いや【上司からお通夜を手伝ってほしいと言われた時の立ち居振る舞い】などの場面を仮定してマナーを学ぶため、いざというときも落ち着き自信をもって振る舞うことができます。

5.会議の準備や文書作成技能が身につけられる

いざ社会人になった際、社内メール/社内文書を目にする機会は多いと思いますが、社外メール/社外文書のルールは知らない人が多いのではないでしょうか。秘書検定では、こうした社外メール/社外文書の作成(お礼状や案内状の作成や文例など)を学ぶことができます。また会議の準備や資料作成時の基本知識(元データに対する適切なグラフの種類など)についても学ぶため実践的に役立つ学習内容と知識を身につけることができます。